【専門家解説】コンテンツマーケティングの成功事例22選(2024年最新)

近年、多くの企業がコンテンツマーケティングに力を入れています。しかし、効果的なコンテンツマーケティングを実施するのはそう簡単ではありません。
そこで本記事は、日本のBtoBとBtoCそれぞれの分野で成果を上げている成功事例と、海外で成功している事例22個をすべてご紹介します!

日本のコンテンツマーケティング事例10選
まずは日本のコンテンツマーケティングの事例についてご紹介します。
ここではBtoB企業とBtoC企業で分けてご説明します。
BtoB企業のコンテンツマーケティング事例
1. 才流「メソッド/BtoBチャンネル」

株式会社才流は、BtoBマーケティング支援・コンサルティングを提供する企業です。
今回社は「メソッドカンパニー」を会社の方針として据えており、日々BtoBマーケティングに関するナレッジをコンテンツ化して発信しています。
また才流はYouTubeチャンネルも運営しています。

在籍しているコンサルタントが動画に出演し、BtoBマーケティングでよくある悩みをベースとしたコンテンツの作成を行っています。
ほとんどのコンテンツが一次情報で形成されており、悩める担当者に向けた効果的な訴求を担っています。
施策の特徴と目的をまとめると下記です。
特徴:
- オウンドメディア「メソッド」でテキストと動画コンテンツを発信
- YouTubeチャンネル「BtoBチャンネル」で動画コンテンツを配信
- 専門性の高いBtoBコンテンツを継続的に制作・発信
成功要因:
- 質の高いコンテンツ制作:外部の知人や専門家をアサインし、高品質なコンテンツを制作
- 最新情報の発信:BtoBマーケティングの最新トレンドや事例を積極的に紹介
- 複数チャネルの活用:ブログ、YouTube、SNSなど多様なチャネルでコンテンツを展開
才流の事例から学べる点は、質の高いコンテンツを継続的に発信し続けることの重要性です。
2018年ごろからコンテンツ発信に取り組んでおり、常にユーザーにとって価値ある一次情報を提供し続けてきました。
これによって、「BtoBマーケティングといえば才流」というソートリーダーシップを獲得しています。
コンテンツマーケティングは辛抱強く継続する事が重要です。才流のように、辛抱強く質にこだわったコンテンツを発信し続けることが、成果につながる近道になるのです。
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2. SATORI「マーケティングブログ」

SATORIは、マーケティングオートメーションツールを提供する企業です。
自社のオウンドメディア「マーケティングブログ」を通じて、マーケティングに関する基礎知識やノウハウを発信しています。
オウンドメディアを中心としたコンテンツマーケティングを運営しており、マーケティング全般のキーワードで効果的にSEO対策を行っています。
「○○とは?」というような語句の説明や定義に関するトピックから、「○○の手法10選」という手法に関するキーワードまで、幅広く網羅されていることが特徴です。
これによって、マーケティングオートメーションツールのへのニーズが潜在的な顧客層から、二-ズが発生する一歩手前の顕在層まで広くアプローチできています。
参考:【マーケ極めたい人必見!】コンテンツマーケティングには必須?施策を改善していくための「ファネル思考」を大紹介!
ビジネスでは「今すぐほしい!」という顕在層だけにアプローチしていても、顧客獲得には天井が来てしまいます。重要なのは潜在的なニーズを持ったユーザーにもアプローチしておくことです。
つまり、コンテンツマーケティングは顧客の段階に応じてアプローチする事が重要なのです。そのためには初期の戦略設計時点で、カスタマージャーニーマップを描いておきましょう。
特徴:
- マーケティング基礎知識やMAに関するノウハウ記事を定期的に投稿
- ホワイトペーパーやセミナー・イベントを活用したリード獲得
- 見込み顧客を「そのうち客」と「いますぐ客」に分類し、適切なアプローチを実施
成功要因:
- ユーザーニーズに合わせたコンテンツ提供:基礎知識から実践的なノウハウまで幅広く提供
- MAツールを活用したユーザー行動の把握:閲覧履歴などからユーザーの関心度を分析
- 適切なタイミングでのアプローチ:ユーザーの行動に合わせて最適なコンテンツやオファーを提案
SATORIの事例からは、ユーザーの行動を細かく分析し、適切なタイミングで適切なコンテンツを提供することで、効果的なリード育成が可能になります。
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3. ナイル「ナイルのマーケティング相談室/ナイルTV」

株式会社ナイルは、Webマーケティング支援を行う企業です。オウンドメディア「ナイルのマーケティング相談室」とYouTubeチャンネル「ナイルTV」を運営し、マーケティングに関する情報を発信しています。
特に、オウンドメディア「ナイルのマーケティング相談室」では、SEO対策の領域に絞った深い知見で記事を更新し続けています。
また、「SEO対策」の関連語(検索ユーザーが同様に検索するキーワード)の対策も徹底しており、SEO対策関連のキーワードでは必ず上位3位以内に位置しています。
これによって、「SEO対策に困った時、いつもナイルのメディアがある」という状態を作っているのです。
さらに、各記事ごとの文脈に合わせたホワイトペーパーも作成しており、読み手に自然な形で資料ダウンロードをオファーする仕組みも整っています。
特徴:
- 実践的なマーケティングノウハウを記事と動画で提供
- マーケティングの悩みに答える「相談室」形式のコンテンツ
- 社員が出演する動画コンテンツで親近感を演出
成功要因:
- ユーザーの悩みに寄り添ったコンテンツ:「相談室」形式で具体的な問題解決方法を提示
- 複数フォーマットの活用:記事と動画を組み合わせ、ユーザーの好みに合わせて情報を提供
- 社員の顔が見えるコンテンツ:動画出演を通じて企業の親近感と信頼性を向上
ナイルは、オウンドメディアで執筆した記事をYouTube動画へ横展開する事で、マルチチャネルでのコンテンツマーケティングに成功しています。
これにより、多くのユーザーにリーチし、企業の魅力を伝えることを可能にしています。
4. Faber Company「ミエルカマーケティングジャーナル/ミエルカチャンネル」

Faber Companyは、コンテンツマーケティング支援を行う企業です。オウンドメディア「ミエルカマーケティングジャーナル」とYouTubeチャンネル「ミエルカチャンネル」を運営しています。
Faber CompanyはSEO対策を中心とした情報発信を行っており、特に海外の最新情報を中心に情報発信しています。
検索エンジン経由の情報発信はもちろん、直近のアップデートに関するレポートや海外SEO対策の知見などを総合的に発信しているメディアです。
これによってSEO対策を行っている担当者や必要性を感じている役職者に刺さるようなコンテンツを発信しています。
特徴:
- コンテンツマーケティングに特化した情報発信
- 業界動向や最新事例の紹介
- 実務者向けの具体的なノウハウ提供
成功要因:
- 専門性の高いコンテンツ:コンテンツマーケティングに特化した深い知見を提供
- 実践的な情報:理論だけでなく、すぐに使える具体的なテクニックを紹介
- 定期的な情報更新:業界の最新動向を常にキャッチアップし、タイムリーに発信
Faber Companyの事例からは、ニッチな分野での専門性を活かしたSEO対策のポイントを学ぶことができます。
特にYouTube動画では、SEOのアルゴリズムに関する動画や事例など、その権威性を深めるコンテンツを発信する事で、うまくリードの獲得につなげています。
5. ウィルゲート「プロモ二スタ/ビジネスおたくチャンネル」

株式会社ウィルゲートは、SEOコンサルティングを中心としたWebマーケティング支援を行う企業です。
オウンドメディア「プロモ二スタ」とYouTubeチャンネル「ビジネスおたくチャンネル」を運営し、コンテンツの発信を頻繁に行っています。
特にプロモ二スタは、「SEO」で検索1位を獲得しており、SEO会社としては大変力強い実績を誇っています。そんなウィルゲートが検索1位を獲得できている理由は、「サイト全体の専門性が高い」ということです。
SEOのみに絞った情報発信を行い、記事数は約250記事程度存在しています。
これによって検索エンジンからも、検索ユーザーからも認められるSEOメディアとしての地位を獲得できているのです。
特徴:
- SEO対策にしぼった情報発信
- 「○○とは?」から「戦略の立案方法」まで潜在・顕在向けに幅広いコンテンツを作成
- 専務の吉岡COOが出演する動画コンテンツ
成功要因:
- 圧倒的な専門性:SEOに絞ったメディア運営を行い、専門性の向上
- 一貫したブランディング:動画チャンネルで統一感のある情報発信
吉岡COOが出演する「ビジネスおたくチャンネル」では、勢いのある起業家・経営者を招き、彼らのキャリアや成功の要因を深堀りするコンテンツを発信しています。
ここでも、ビジネスパーソンに向けた良質なコンテンツを発信する事で、多くの人をファン化させることに成功しています。
BtoC企業のコンテンツマーケティング事例
ここからはBtoC企業でコンテンツマーケテイングを成功させている事例をご紹介します。
カインズ「となりのカインズさん」

株式会社カインズが運営する「となりのカインズさん」は、ホームセンターの商品や活用方法に関する情報を発信するオウンドメディアです。
このメディアのすごいところは、メディアに訪れた人の情報収集ニーズに応えるだけでなく、感覚的に楽しませる工夫がなされている点です。
特に、ファーストビュー直下に位置している「STORIES/ストーリー」というカラムが良い例です。
ここでは、インスタグラムのストーリーのように視覚的に訴えるコンテンツ配信を行っています。

通常オウンドメディアは「文字媒体を読みに来る」ことが通常ですが、こういった楽しい仕掛けによってユーザーに新しいわくわく感を生み出すことができています。
もちろん記事の内容も面白く、ためになるものばかりです。
ちょっとしたアドバイスやナレッジに、さりげなく自社商品を載せて訴求し、「売り込まずして売り込む」をうまく体現しているメディアともいえるでしょう。
特徴:
- 「ホームセンターを遊び倒す」をコンセプトに、商品の意外な使い方を紹介
- 一次情報を重視したコンテンツ発信
- SEOを意識しつつ、SNSでシェアされやすいテーマも取り入れている模様
成功要因:
- ユニークな視点:商品の通常の使い方だけでなく、意外な活用法を紹介
- 来訪者の体験を考えた設計:一度来訪した人がまた来たくなるコンテンツやサイト設計に。
- エンターテイメント性:「遊び倒す」というコンセプトで、楽しみながら学べるコンテンツ
7. 有隣堂「有隣堂しか知らない世界」

株式会社有隣堂は、書店チェーンを運営する企業です。YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」を通じて、書籍や文具に関する情報を発信しています。
独自キャラクターのブッコローによる動画が中心で、ボールペンの紹介から書籍に関する動画コンテンツまで幅広いジャンルを取り扱っています。
チャンネル登録者数も30万人を超えていて、多くのユーザーから愛されるチャンネルになっています。
動画コンテンツとX連携させたマーケティングも特徴的です。
自社のターゲットになるユーザーが、情報を収集しているチャネルに絞って発信を行えているところも素晴らしいといえるでしょう。
特徴:
- 独自キャラクター「ブッコロー」を活用した動画コンテンツ
- 書籍や文具に関する深い知識を面白おかしく紹介
- 従業員の個性を活かした多様なコンテンツ
成功要因:
- ユニークなキャラクター設定:「Rブッコロー」を通じて親しみやすさを演出
- 専門知識の活用:書店員ならではの深い知識を活かしたコンテンツ制作
- エンターテイメント性:硬くなりがちな本の話題を楽しく伝える工夫
有隣堂の事例からは、専門知識をエンターテイメント性のある形で提供することの効果が学べます。
8. NOSE SHOP「NOSE Knows」

NOSE SHOPは、香水を専門に扱うニッチフレグランスのセレクトショップです。
音声コンテンツ「香りと言葉のラジオ『NOSE knows』」を通じて、香水に関する情報を発信しています。
NOSE SHOPは、日本ではまだあまりなじみのない音声コンテンツを通じて、「エジプトのミイラは…いい匂い?」というような多くの人の興味を惹きつける切り口でコンテンツを発信しています。
通常、コンテンツといわれれば記事を思い浮かべます。
しかしNOSE SHOPは、そのような世間一般的なコンテンツのフォーマットにとらわれることなく、音声コンテンツを活用して情報を発信しています。
コラム記事はあまり読まれないので、「伝えたいことをちゃんと伝える」という観点では音声コンテンツは最適ではないでしょうか。
特徴:
- 香りを興味深い切り口でコンテンツ化するユニークなアプローチ
- 専門家による深い知識の提供
- 音声という特性を活かした、想像力を刺激するコンテンツ
成功要因:
- ユニークな表現方法:視覚や嗅覚では伝えにくい香りの魅力を言葉で表現
- 専門家の知見:調香師など、業界のプロフェッショナルの知識を活用
- 新しいメディアの活用:ポッドキャストという比較的新しいメディアを効果的に使用
NOSE SHOPの事例からは、製品の特性に合わせたメディア選択の重要性が学べます。
香りという視覚的に伝えにくい要素を、音声という想像力を刺激するメディアで表現することで、ユニークなブランド体験を提供しています。
9. タイミー「タイミーラボ」

株式会社タイミーは、すぐに働けるシフトマッチングサービス「タイミー」を提供する企業です。
そんな彼らが運営するオウンドメディア「タイミーラボ」では、働き方や労働に関する情報を発信しています。
このメディアの運用の目的は、タイミーの登録者数を増加させることにあります。
特に「なんだか怖い」「仕事内容がよくわからない」などの不安を感じている人に対して、彼らに寄り添う記事を執筆し、行動を後押しする役割を担っているのです。
実際にタイミーを利用しているワーカーの声を集めることで、サービスの不透明性も解消しています。
特徴:
- 働き方の多様性や新しい労働のトレンドに関する情報提供
- ユーザーの声や体験談の紹介
- 働き方に関する全般の悩みを解決するTipsを数多く発信
成功要因:
- 社会的ニーズへの対応:働き方改革やギグエコノミーなど、時代のトレンドを捉えたコンテンツ
- データ活用:自社サービスから得られるデータを分析し、独自の洞察を提供
- ユーザーストーリーの活用:実際のユーザー体験を紹介し、サユーザーストーリーの活用:実際のユーザー体験を紹介し、サービスの価値を具体的に伝える
- タイミーの事例からは、自社サービスと密接に関連する社会課題やトレンドを取り上げることの効果が学べます。また、データやユーザーストーリーを活用することで、説得力のあるコンテンツを作成し、潜在的なユーザーの興味を引くことができます。
海外のコンテンツマーケティング事例
ここからは海外企業のコンテンツマーケティング事例も簡単にご紹介します。
中には「海外と日本にはマーケティングに10年の差分がある」という人がいるほど、海外のマーケティングは先進的な発展を遂げています。
ぜひ参考にしてみてください。
GROW AND CONVERT

GROW AND CONVERTは、コンテンツマーケティングに特化したエージェンシーです。
自社のブログを通じて、コンテンツマーケティングに関する深い洞察と実践的なアドバイスを提供しています。
GROW AND COVERTのマーケティングで参考にすべきは、そのビジョンの伝導方法です。
この会社は、Webマーケティングで重要になる「コンバージョン」にこだわりを持っています。
「どんなにトラフィックがあってもコンバージョンが生まれなければ無価値である」
という思想のもと、コンバージョンを生む施策をブログで赤裸々に語ったり、スクールを運営しています。
コンテンツマーケティングの醍醐味は、こういった自社ならではの思想を広げられることにあります。世間一般とは違う何かの意見がある場合、
またブログだけでなくYouTubeにも精力的に取り組んでおり、マルチチャネルで自社の思想を伝導しています。
特徴:
- 詳細なケーススタディと実践的なガイド
- データに基づいた分析と戦略提案
- 独自の「Pain Point SEO」手法の紹介
成功要因:
- 高度な専門性:コンテンツマーケティングの最前線の情報を提供
- 実証的アプローチ:理論だけでなく、実際の結果を示すケーススタディを多用
- 独自の手法開発:「Pain Point SEO」など、他社と差別化できる独自の方法論を提示
SEMRUSH

SEMRUSHは、SEOツールを提供する企業です。自社のブログやリソースセンターを通じて、デジタルマーケティングに関する幅広い情報を提供しています。
特に注目すべきは、マーケティングコンテンツの拡散力です。
ブログ記事でマーケティングに関する一次情報を発信しつつ、Insightというページでは、独自の調査データを発信しています。
その他ウェビナーも実施しており、その名の通り「マーケティングカンパニー」を体現しています。
多様なチャネルで一貫性のある発信をすることで、ブランド力の向上を狙っています。
特徴:
- 多様なフォーマット(記事、動画、インフォグラフィック)でのコンテンツ提供
- 初心者から上級者まで対応した幅広いコンテンツ
- 自社ツールのデータを活用した独自の洞察
成功要因:
- 包括的な情報提供:SEOだけでなく、デジタルマーケティング全般をカバー
- データの活用:自社ツールから得られるデータを活用した、説得力のある分析
- ユーザーレベルに合わせたコンテンツ:初心者向けのガイドから上級者向けの技術的な記事まで幅広く提供
これらの海外事例からは、専門性の高いコンテンツの提供、データに基づいた分析、そして多様なフォーマットでの情報発信が重要であることが分かります。

成功したコンテンツマーケティングに共通する事
ここまで紹介した事例から、成功するコンテンツマーケティングに共通する要素が見えてきます。
成功事例から見える具体的な成功法則についてお話していきます。
1. 一つのチャネルに依存しすぎない
多くの成功事例では、ブログ、YouTube、ポッドキャストなど、複数のチャネルを活用しています。これにより、様々な好みや情報収集スタイルを持つユーザーにリーチすることができます。
さらに、ユーザーがどのチャネルで情報収集をしたとしても、そのブランドが出てくるという状態を作ることができます。
これにより、「○○といえば、あなたの会社!」という第一想起の状態を作ることができるでしょう。
トライバルメディアハウスの研究によると約15業界において第一想起は購入率と強いつながりがあったと述べています。
コンテンツの発信によってユーザーの第一想起を獲得できれば、それほど売上に与えるインパクトが大きくなります。
1つのチャネルに依存せず、常に多様なチャネルで情報収集をしていきましょう。
2. ユーザーを心理的セグメントに分けてアプローチしている
コンテンツでは「誰に対して訴求するか?」を考え抜くことが大切です。
ただ成功している事例たちは、ユーザーのセグメントを切る際に、「年齢」「家族構成」「勤務先」「役職」といった一般的な指標では切っていません。
彼らは「○○のニーズを持っている人」「XXという状況に置かれており、不安を感じている人」のような心理的セグメントを切ることにたけています。
これによって、ユーザーの興味や関心、課題感などに基づいてコンテンツの訴求を行うことができ、それぞれに適した情報提供を可能にします。
3. コンバージョンさせるために最適な施策が打てる
コンテンツマーケティングに取り組んでいると、トラフィックやインプレッションにどうしても意識が向いてしまいがちです。
コンテンツマーケティングの成果を決めるのは、トラフィックやインプレッションではなく、そこから生まれるコンバージョンです。
コンテンツマーケティングを成功させている企業が、質の高いコンテンツでユーザーを惹きつけ、彼らに対して適切なオファーを行います。
例えば、メールマガジン登録や資料ダウンロード、あるいは無料診断などがこれに該当します。
コンバージョンの獲得は簡単なようで奥が深い施策です。流入してきたユーザーへ適切なオファーができなければクリックどころか見向きもしてくれません。
ABテストを繰り返しつつ、どんな文言、どんなオファー、どんなデザインなら効果的かを探っていくしか最適化する手法はないのです。
とはいえ、Web上にはコンバージョンを獲得するためのセオリーがすでに公開されています。先人たちの成果をまずは真似して、コンバージョンを獲得できるようになりましょう。
4. ブランドの世界観を一貫して表現している
成功しているコンテンツマーケティングは「ブランドの世界観を一貫して表現している」ことが特徴です。
これを多くの場合、「コンセプト」と呼びます。
コンテンツマーケティングは基本的に、リピートセッションによって成果を生み出します。
もちろん初回接触でコンテンツに感動し、行動を起こしてくれるユーザーも存在します。
しかし、ほとんどのユーザーは、複数回のコンテンツの接触を通してコンバージョンします。一回当たりの接触時間は約40秒~1分であり、記事や動画自体も毎回しっかり読まれる訳ではありません。
しかし、その40秒~1分のセッションを複数回繰り返すことで、その会社のイメージが刷り込まれていきます。
これによって、単純接触効果が働き、好意度と信頼が高まった状態でコンバージョンするのです。
つまり、リピートの末にコンバージョンしてくれるユーザーに、自社のブランドを刷り込んでいく動きが大切です。
そしてそのためにはブランドの世界観を一貫させて、コンセプトを統一しておく必要があるのです。
5. ユーザー参加型のコンテンツ作りを行っている
多くの成功事例では、ユーザー参加型のコンテンツを作成しています。
例えば、投票ができるコンテンツ等が該当します。
コンテンツマーケティングは、「ユーザーの求める情報を渡すことで顧客との関係値を作っていく」という役割ありますが、それとは別軸で「ユーザーもコンテンツに一緒に参加できる」という価値も付与できるとベストです。
とある企業はアドベントカレンダーを作成し、テーマを決めて自社のメディアに寄稿してもらう、というようなかなり突飛な施策に取り組んでいました。
コンテンツマーケティングはユーザーとの関係値が全ての原点にあるため、ユーザーも参加できる施策というのは大変重要だといえるでしょう。
6. データと専門知識を組み合わせている
コンテンツマーケティングに成功している企業の多くは、コンテンツの質を「調査データ」と「専門知識」の2軸で高めています。
例えばSemrushが作成した「96 Content Marketing Statistics You Need to Know for 2024」が良い例です。
コンテンツマーケティングに取り組むユーザーのために、実際の調査データを収集し、一つの記事にまとめています。
これにより、Semrushというブランドへの信頼性も高めることに成功しています。
「コンテンツの質を高めるために、自社でしか出せない独自性を出していきましょう!」というお話はよく聞きますが、「実際のデータを入れていきましょう」とは言われません。
しかし自身の主張をより納得感ある形で訴求したいのであれば、データを用いたコンテンツを作成するとよいでしょう。
まとめ
コンテンツマーケティングの成功事例から、以下のポイントが重要であることが分かりました:
- 複数のチャネルを効果的に活用する
- ユーザーの心理や行動に基づいたセグメンテーションを行う
- 適切なタイミングで最適なオファーを提示する
- ブランドの世界観を一貫して表現する
- ユーザー参加型のコンテンツ作りを行う
- データと専門知識を組み合わせた独自の洞察を提供する
これらのポイントを意識しながら、自社の特性や目標に合わせてコンテンツマーケティング戦略を構築することが重要です。また、継続的な分析と改善を行いながら、長期的な視点でコンテンツマーケティングに取り組むことが成功への近道となるでしょう。


コンテンツマーケティングおたく。SEOとソーシャルメディアを活用したマーケティングが得意。大学在学中から店舗向けのSNSマーケティングサービスを提供。その後、都内のマーケティング会社にてSNSコンサルタントを経験。その後、SEOツールのセールスとして活動し、現在はメディア運営を主業務としたコンテンツマーケターとして活動中。


