ミスタードーナツのマーケティング戦略

みんな大好きミスタードーナツ。

小腹がすいたときのお供として日本国民を長年虜にし続けるドーナツショップです。今ではここまで発展しましたが、ここまでの道のりは決して簡単とは言えませんでした。

ここからはなぜミスタードーナツが売れるのか、そしてどのようにして成長してきたのかをマーケティングという観点から紐解いていきます!

1. 市場転換の大成功例

ご存じの方は多いと思いますが、現在、ミスタードーナツはドーナツだけを売っていません。

そう、麺類をはじめとするの軽食の提供も行っているのです。しかし、もともとミスタードーナツはドーナツのみを販売していました。

ではなぜ、今現在は軽食なども一緒に販売するようになったのでしょうか?

それは「顧客の選択肢の中に入るため」というマーケティング戦略があるからです。

ここで「顧客の選択肢に入る」という意味を質問を混ぜながらお伝えしていきます。

まずはここでひとつ質問させてください。

もしあなたが今お腹がすいているとして、最初に思い浮かぶ飲食店はどこですか?

きっとサイゼリアややよい軒をはじめとするチェーン店舗であったり、はたまた地元で最近よく聞く飲食店であったり。有名なお店から、過去に行って大満足したお店まで多種多様なお店が思い浮かんだのではないでしょうか?

こういったお店の中でただ共通しているものがあります。それは顧客はお腹がすいている時、「ドーナツを販売しているミスタードーナツに行きたい」というキーワードは顧客の頭の中ではヒットしないのです。

ここをヒットするように変えていったのがミスタードーナツのマーケティングのうまさです。

麺類をはじめとする軽食を取り揃え、まずは既存のミスタードーナツファンの方に「軽食も食べられるミスタードーナツ」という認知を植え付けます。

これによってランチの時に既存のファンが新規客を連れてきたり、既存顧客の口コミが広がることで、ドーナツ以外にも来店する動機を作り出し、顧客の足数を増やしていくことに成功したのです。

このように、顧客のTPOを具体的に抽出し、その頭の中でヒットするキーワードを考えるという細部にこだわった施策がマーケティングでは大変重要になってきます。

また、実際にミスタードーナツが市場を転換するときに活用したマーケティングフレームワークがあります。

それが「アマゾフのマトリクス」というモノ。

このフレームワークを日本に持ち込み、一躍有名になった企業があります。

それが富士フイルム。

以下の記事では3分で富士フイルムのマーケティングを説明しています。
ぜひ確認してみてください。

ミスタードーナツの場合は既存の技術を用いて新商品開発、新規事業開発に乗り出していきました。

このようにして市場を転換させ、うまく事業を転換させていったのです。

2.お土産ブランド?

ミスタードーナツをお土産に持っていくというイメージ、かなり強くないですか?

実際にある研究によると「ミスタードーナツをどんな時に利用しますか?」という質問に対して3分の1の人が「お土産が必要な時」と答えています。

ミスタードーナツは店内飲食よりテイクアウトを行う人が多いです。そしてそれを裏付けるのは「ミスドはお土産に最適」というイメージがあるからではないでしょうか。

ではなぜミスタードーナツはお土産を代表するようになったのでしょうか?

それは「ちょうどいい」を体現しているから。

多くに人にとってお土産を持っていくときに考えるのが「相手が苦手でなものではないか」「価格感」「量」です。

ミスタードーナツは大体100~150円前後で一つのドーナツを買うことができ、比較的安価なことに加え、渡す相手が好きか嫌いかを考える必要がないバラエティに富んだ味を取り揃えています。

スタードーナツは多くの人が頭抱えるお土産の問題をカバーすることができ、手土産として超優良商品なのです。

加えてミスタードーナツ自身もその「お土産ブランド」としてのニーズを前面に押しだしたマーケティング行っています。

その商品こそ「ドーナツポップ」。

この商品は小さなボール状になったドーナツ数種類を詰め放題になっていて、一個35円程度です。

このドーナツポップのおかげで、様々な種類を安価に、そして大量に買うことができるのでお土産としての仕事は十分に果たしてくれる商品となっています

顧客の利用用途の一部分を抜き取って、マーケティング活動を行っていくことが重要ですね。

3. フロントとエンドで販売

ある研究によると、リピーターが何度もミスタードーナツに訪れる理由を聞いたところ、その目的として最も多かったのが「コーヒー」でした。

ドーナツ屋さんなのになぜコーヒーを目的としてミスタードーナツをリピートするのでしょうか?

それはミスタードーナツのあるマーケティング戦略にありました。

それは「フロントとエンド」戦略

実はミスタードーナツは店舗によって「コーヒーお代わり何杯でも無料」を行っています。

これが多くの人がミスタードーナツに来店する理由なのです。

コーヒーを何杯でもお代わりできるお得感から来店する人が増えます。

するとそういった人の多くは一緒にドーナツも購入しますよね。

ミスタードーナツがこのマーケティングで狙っているのはこの「自然とドーナツも買ってしまう」という行動です。

こういったマーケティング手法は意外と身の回りにあります。例えば、きっとおうちの周りにもあるセブンイレブン。

ココもまずはある格安のもので来店させ、最終的に多くのものを購買させているのです。
もし興味があれば以下のリンクから3分で確認してみてください

このようにまずはフロント(コーヒー)で来店させる、そしてそこでエンド(ドーナツ)を販売するという思考法はマーケティングを行う上で大変重要になってきます。

4. まとめ

今日はミスタードーナツのマーケティング戦略をまなびました!

  • 市場を上手く転換していく
  • 顧客のTPOをもとに施策を打つ
  • フロントとエンドで商品を販売する

本日もありがとうございました!

-りんたろう

コーヒーができる時間に本1冊分の知識を。
企業のマーケティング戦略を発信!

marketing mall 編集者

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