SEOとコンテンツマーケティングの違いは?混同せずに正しい手順で施策を行う方法!|Marketing Mall

今回の記事は
- コンテンツマーケティングが重要なのはわかっているけど、それってSEOに注力すればいいということ?
- コンテンツマーケティングって頻繁に聞くけど、意味がよくわからない
- SEOに力を入れていきたいけど、実際何から始めればいいかわからない
といった方に向けて「SEOとコンテンツマーケティングの違い」と「正しい手順で施策を打っていく方法」についてお話します!

コンテンツマーケティングとSEOの違いについて
コンテンツマーケティングとSEOが同一の施策に見えてしまうこともあるでしょう。しかし、これら2つは根本的に違っています。
ここからはそんなコンテンツマーケティング」と「SEO」の違いについてお話いたします。
目的が大きく異なっている
まずは「目的が大きく異なっている」ことが特徴です。
SEOの目的は「上位表示する」ことで、コンテンツマーケティングは「売り上げに直結するコンバージョンの獲得」になります。
SEOに関しては、記事コンテンツに質の高い情報を入れ込んでいくことで、検索上位への表示を狙う施策です。これによってサイトへのセッション数の獲得やセッション数の増加によるコンバージョンの獲得を狙います。

対してコンテンツマーケティングとは、動画やホワイトペーパーなどを活用して、ユーザーにアクションを起こさせることが目的です。つまり、「売り上げに直結するようなコンバージョンを創出する事」が大きな目的になります。

ただコンバージョンを生み出すためには、一定流入も必要になります。
こう考えると、「SEOはコンテンツマーケティングの一つの手段に過ぎないということ」がわかります。SEOはあくまでコンテンツマーケティングに内包されているという認識を持っているとよいでしょう。
手法が大きく異なっている
SEOとコンテンツマーケティングの「手法」の違いは明確です。
SEOは検索エンジンをベースのチャネルとした施策です。つまり対象の範囲も「検索エンジンを利用するユーザー」になります。
すると必然的に、「検索エンジンを情報収集チャネルとして利用しない業界・業種」にはSEOという手法は効果がありません。例を挙げると、製造業界や土木・建設業界、そしてバーティカルな領域で事業展開している会社などが該当します。

それに対して、コンテンツマーケティングは手法が多岐にわたります。
SEOのような検索エンジンを活用する施策はもちろん、SNSやプレスリリース、ウェビナーといった「コンテンツを発信することで顧客を獲得する施策すべて」がコンテンツマーケティングに該当します。
つまり、幅広い業界に対してコンテンツを通したアプローチが可能なのです。
先ほど挙げた例のような、建設業界がターゲットとする会社の場合、SEOであればアプローチが難しい業界ではあるものの、コンテンツマーケティングという文脈であれば建設業界に特化したウェビナーを開催し、ターゲット層へ効果的にアプローチすることも可能です。
このようにSEOとコンテンツマーケティングは手法という観点では大きく異なっており、アプローチできる業界や業種も異なります。
コンテンツが大きく異なっている
SEOとコンテンツマーケティングは「コンテンツ」が大きく異なっています。
SEOは記事コンテンツを中心として発信を行っていきます。それに対してコンテンツマーケティングは、記事コンテンツ以外にもホワイトペーパーやSNS投稿、動画など様々なコンテンツを通した施策を打つことができます。
つまりコンテンツのフォーマットが異なっていることがわかります。このコンテンツのフォーマットのお話についてはこちらの記事で簡単にお話しているのでよかったら4分で確認してみてください。
また、このコンテンツのフォーマットは「ユーザーのタイプを識別する」という側面も兼ね備えています。

記事コンテンツ、いわゆる活字での情報収集を好むのは比較的年齢層が高い方だったり、情報の信ぴょう性を重要視する人が多いです。それに対し、動画などの感覚的に情報が取得できるコンテンツに関しては若年層が好む傾向があります。
あくまで、傾向に過ぎないため例外も多数ありますが「自社が狙いたいターゲットに合わせたコンテンツとチャネルの選定」ができると理想的といいえるでしょう。
共通しているところは「狙うことができるユーザー層の幅」
ここまではSEOとコンテンツマーケティングの違っているところをお話してきましたが、ここからは共通点についてお話していきます。
一つの共通点は「狙うことができるユーザー層の幅」というところです。
SEOもコンテンツマーケティングも「潜在層」「準顕在層」「顕在層」の3種すべての顧客にアプローチする事ができます。
SEOは「○○とは?」や「○○ わかりやすく」などのキーワードで検索され、商品ではなくその領域に対しての知見や基礎知識を知りたいという欲求のあるユーザーに対しても記事コンテンツでアプローチが可能です。
同様に、「おすすめツール10選」などといった、具体的に商品を比較検討していユーザーに対してもアプローチでき、言わずもがな、会社名やサービス名で検索するユーザーにも自社ページを訴求することが可能です。
このようにSEOではキーワードによってユーザーの検索意図を理解し、そこに対して適切に記事コンテンツで訴求することが可能です。

同様に、コンテンツマーケティングにおいても潜在層から顕在層までに効率的にアプローチすることが可能です。
例えば、潜在層に対して認知を獲得したい場合は、上記の通りSEOを活用してもよいですし、SNSを使って短いリードタイムで認知を広げることもできます。
また準顕在層、いわゆる商品を比較検討していたり、興味がある状態の人に対しては、メールマガジンや公式ライン、ウェビナーの開催によってナーチャリングを実施させることもできます。
そして最終的に購入を決定する段階にいるユーザーに対しては、商品ページや営業資料などを配布したり、動画によってツールの利用画面を見せるなど様々な工夫ができます。

コンテンツマーケティングは上記のようなマーケティングにおける顧客の検討フェーズすべてを補うことが可能です。それと同時に、適切なフェーズの人に、適切なコンテンツを提供していくことが重要になります。
ここまでお話してきたように、SEOとコンテンツマーケティングは狙うことのできるユーザー層の幅が同じです。顧客理解を深めて、適切なコンテンツを発信できるようにしましょう。
SEOとコンテンツマーケティングを混同するリスク
ここからはSEOとコンテンツマーケティングを混同するリスクについてお話します。
コンバージョン数の増加が見込めない
SEO=コンテンツマーケティングと考えているケースで起こりがちなのが「コンバージョン数の増加が見込めない」という点です。
SEOでもコンバージョンの獲得は十分に狙えます。しかし、コンバージョン率は平均して流入数に対して0.1%程度と高いわけではありません。
つまり、SEOだけ伸ばしても認知獲得だけの成果になりがちなのです。よって、SEOだけを考えるのではなく、しっかりとコンテンツマーケティングと切り離して考え、両方の観点をもっておくことが重要です。

ここで必要になる考え方が、CRO(conversion rate optimaization)という考え方です。
これは「コンバージョン率の改善や向上を実施することで成果につなげる施策」のことを指しています。つまり、SEOで流入を増やした後には、ちゃんとコンテンツマーケティングの一種として「どうコンバージョン数を高めていくか」まで加味しておくことが重要なのです。
つまりSEOで成果を出す、いわゆるコンバージョンを獲得していくためには「SEO的な観点」と「コンテンツマーケティングの観点」の2つが必要であるといえるでしょう。
検索順位の向上が見込めない
SEOとコンテンツマーケティングを混ぜて考えていると、検索順位の向上という観点でも成果が出ません。
これは質の高いコンテンツをユーザー目線で制作したり、SNSで実績を残してきた人がやりがちなことなのですが、「検索エンジンに評価される手法をガン無視してSEOを実施してしまう」ということです。

よく聞くのは「ユーザーにとって質の高いコンテンツを発信していれば上位に表示される」ということです。しかしながら、これは半分あっていますが、半分間違っています。
ユーザーにとって質の高いコンテンツを発信することは大事ですし、それは重要なことです、しかし「ユーザーにとって質の高いコンテンツである」と定義づけるのは検索エンジンです。つまり検索エンジンにもちゃんと対応させたコンテンツを発信する必要があります。
コンテンツマーケティングとSEOを混同していると往々にしてこういった事態が起こります。必ず両方の視点を持って別々にして考えていきましょう。
それではSEOとは?
ここまでSEOについてお話してきましたが、様々な話が飛び交ったので、いったんまとめてお話していきます。
SEOの重要性って?
SEOとは「検索エンジン最適化」のことを示しています。いわゆる検索エンジンに最適な形のコンテンツを発信し、ユーザーに情報を届ける手法です。
検索エンジンに最適化されていくと、検索結果の順位が上がっていきます。これによって、クリックされて閲覧される回数が増えていきます。つまり、多くの場合では「いかに検索上位に持っていくか」を突き詰めていくような施策になります。
コンテンツマーケティングでSEOが重要視されているのはなぜ?
コンテンツマーケティングにおいて、SEOは重要な意味を持ちます。なぜなら「ユーザーとの重要な接点」となるからです。
マーケティングを実施していくにあたって、「どのようにして顧客と接点を持つか」は永遠の課題です。今の時代、押し売りや飛び込み営業といったプッシュ型の施策は効果を持たなくなってきています。

顧客が自分自身で情報を収集し、購入へと近づいていく「インバウンドマーケティング」こそ、重要視されています。そしてその最たる例が、検索エンジン上で顧客を獲得するという「SEO」なのです。
いくら質の高いコンテンツを作成できたとしても、ユーザーに届けることができなければ意味を持ちません。よって、コンテンツを届ける一つの方法としてSEOは重要なのです。
多くの人が日々使い続ける検索エンジンで適切に情報を供給することができれば、より効果的なアプローチができます。
それではコンテンツマーケティングとは?
コンテンツマーケティングとはについても改めてご説明します。
コンテンツマーケティングは戦略
先ほどお話したように、コンテンツマーケティングは様々な手法をもちいて顧客に行動を起こすマーケティング手法です。
つまり、顧客の検討フェーズをしっかりと理解し、そこに応じた適切なコンテンツを適切なチャネルを通して発信していくことが重要になります。

すると必然的に上記のような戦略が出来上がります。
コンテンツマーケティングはあくまでマーケティング戦略全体の大局を描いて設計していく必要があるため、「認知を獲得する」や「アポを獲得する」といった部分的な目標達成ではなく、施策全体として設計を施す必要があるのです。
これこそコンテンツマーケティングといえるでしょう。
コンテンツマーケティングの重要性
コンテンツマーケティングの重要性は「コンテンツの資産化」というところにあります。
例えばオウンドメディアを運用している会社であれば、下記のような構図でコンテンツマーケティングを考えていけば、情報発信はより効率的に、そして効果が出てくるでしょう

自社のサイトに質の高いコンテンツが集まれば集まるほど、そこからさまざまなチャネルへ派生させることができます。
これによって中長期的ではありますが、どのチャネルを検索、回遊しても自社が出てくる状態ができるので、顧客からの第一想起を獲得する事ができます。よって今すぐ具体的な検討をしていない顧客であっても、ニーズが発生した際に直で問い合わせを獲得できるのです。
最後に
SEOとコンテンツマーケティングは混同しやすい施策です。
しかし混同したまま施策を実施してしまうとなかなか成果が出ません。よってSEOとコンテンツマーケティングは必ずわけて考えていき、成果が出せるように地道に取り組んでいきましょう。


コンテンツマーケティングおたく。SEOとソーシャルメディアを活用したマーケティングが得意。大学在学中から店舗向けのSNSマーケティングサービスを提供。その後、都内のマーケティング会社にてSNSコンサルタントを経験。その後、SEOツールのセールスとして活動し、現在はメディア運営を主業務としたコンテンツマーケターとして活動中。

